目次
1.なぜ同じ新卒入社でも差がつくのか
2.さしみの法則とは何か
3.3つの層のリアルな特徴
4.組織はどうやって動くのか
5.新卒が「さ」に入るべき理由
6.「さ」に入るための具体的な行動
7.最後に・・・
1.なぜ同じ新卒入社でも差がつくのか

同じ会社に入社し、同じ研修を受け、同じように仕事をスタートしたはずなのに、
- 早い段階で評価される人
- どんどん仕事を任される人
- 明らかに成長スピードが速い人
がいる一方で、
- 指示されたことはやっているのに評価されない
- 仕事にやりがいを感じにくい
- 成長している実感が持てない
と感じる人もいます。
この差は、決して「能力」や「学歴」だけで決まるものではありません。
実は多くの場合、
👉 行動のスタンス(姿勢)の違い
によって生まれています。
その違いを分かりやすく説明してくれるのが、
「さしみの法則(3:4:3の法則)」です。
2.さしみの法則とは何か

さしみの法則とは、組織やチームに新しい取り組みや変化が起きたとき、人の行動が自然と3つに分かれるという考え方です。
その内訳は以下の通りです。
- さ(3割):積極的に行動する人
- し(4割):様子を見る人
- み(3割):消極的・否定的な人
この比率は非常に安定しており、業界や会社の規模に関係なく、ほぼ同じように現れます。
つまり、
👉 どんな環境でも、この構造は存在する
ということです。

3.3つの層のリアルな特徴

さ(3割)|行動する人
この層は、変化に対して前向きに反応します。
- とりあえずやってみる
- 新しいことに興味を持つ
- 自分から動く
特徴的なのは、
👉 完璧でなくても動けること
です。
この層が組織のスピードを決めます。
し(4割)|様子を見る人
最も人数が多い層です。
- 周囲の様子を見て判断する
- 自分からは動かない
- 安全な選択をしやすい
この層は、
👉 環境や周囲の影響を強く受ける
という特徴があります。
み(3割)|消極的な人
変化に対して慎重、あるいは否定的な層です。
- 現状維持を好む
- 新しいことに抵抗がある
- 行動が遅い
ただし重要なのは、
👉 必ずしも能力が低いわけではない
という点です。
4.組織はどうやって動くのか

多くの人が誤解しがちですが、
👉 組織は「全員」で動くわけではありません。
実際には、
- 「さ(3割)」が動く
- 「し(4割)」がそれに影響されて動く
- 組織全体が動いたように見える
という流れで動きます。
一方で、
「み(3割)」は短期的には大きく変わりません。
そのため、マネジメントの基本は
👉 「さ」を起点に「し」を動かすこと
になります。

5.新卒が「さ」に入るべき理由

ここが最も重要なポイントです。
新卒がどの層に入るかで、その後のキャリアは大きく変わります。
5.1 理由①|評価されやすい
新卒の評価は、
- 行動しているか
- 前向きに取り組んでいるか
が大きな比重を占めます。
「さ」の人は自然とこれを満たします。
5.2 理由②|成長スピードが圧倒的に速い
成長は、
👉 行動 → 失敗 → 改善
の繰り返しで起こります。
「さ」はこのサイクルを回し続けるため、
👉 短期間で経験値が積み上がる
のが特徴です。
5.3 理由③|チャンスが集まる
上司は、
👉 「任せても大丈夫な人」
に仕事を振ります。
結果として、
- 面白い仕事
- 責任ある仕事
は「さ」に集中します。
5.4 理由④|最初のポジションが固定される
新卒の最初の1〜2年で、
- 積極的な人
- 普通の人
- 消極的な人
という印象が決まります。
そしてこの印象は、
👉 その後のキャリアに影響し続けます。
5.5 新卒が「み」の位置に居続けるリスクとは
また、現代の組織マネジメントにおいては、「み(消極的な層)」に位置し続けることは大きなリスクになります。企業は生産性や主体性を重視する傾向が強まっており、行動が少なく成果に結びつかない人材は、配置転換や評価低下の対象になりやすいのが現実です。特に新卒はポテンシャル採用であるため、「成長しない人」と判断されると、将来的にリストラやキャリアの停滞に繋がる可能性もあります。だからこそ、早い段階で「さ」の側に立つ意識が重要になります。

6.「さ」に入るための具体的な行動

「さ」は特別な才能ではなく、行動で決まります。
6.1 ① 迷ったらやる
シンプルですが最も重要です。
👉 行動量がすべてを変えます。
多くの新卒は「やるべきかどうか」を考えすぎて動けなくなります。
しかし、仕事の多くは“やってみないと分からない”ものです。
小さな一歩でも動いた人だけが、次のチャンスや学びを手に入れます。
▼ NG行動(し・み)
- 「確認してからにします」と言って先延ばしにする
- 正解が分かるまで動かない
- リスクを考えすぎて何もしない
👉 結果:経験が増えず、成長が止まる
6.2 ② 小さくても良いので「まずは動く」
いきなり大きな挑戦は不要です。
- 小さな改善
- 小さな提案
これで十分です。
例えば「このやり方の方が早いかもしれません」と一言伝えるだけでも立派な行動です。
小さな行動の積み重ねが、やがて大きな信頼に繋がります。
最初から成果を出そうとするより、「動く習慣」を作ることが重要です。
▼ NG行動(し・み)
- 「まだ自分には早い」と決めつける
- 大きな成果が出せないなら何もしない
- 指示されたことだけをやる
👉 結果:主体性がないと評価される
6.3 ③ 人から学ぶ
積極的に動いている人の近くにいることで、
- 思考
- 行動
- 判断
が身につきます。
特に「なぜその行動をしているのか」を観察することが重要です。
できる人は感覚ではなく、明確な意図を持って動いています。
その思考プロセスを真似することで、自分の成長スピードは一気に上がります。
▼ NG行動(し・み)
- 受け身で教わるのを待つ
- 「忙しそうだから」と質問を避ける
- 人によって態度を変える(学ばない)
👉 結果:学習効率が極端に低くなる
6.4 ④ 完璧を求めない
新卒は特に
- 失敗を恐れる
- 正解を求める
傾向があります。
しかし、
👉 完璧主義は行動を止めます。
仕事は“60点で出して改善する”方が、結果的に早く成長できます。
最初から100点を目指すと、スピードも経験値も落ちてしまいます。
評価されるのは「完成度」よりも「改善し続ける姿勢」です。
▼ NG行動(し・み)
- 失敗を避けるために動かない
- 上司の指示を待ち続ける
- 「まだ完成していません」と提出を遅らせる
👉 結果:スピードが遅く、機会損失が増える
6.5 ⑤ アウトプットする
インプットだけでは成長しません。
👉 行動して初めて意味がある
という意識が重要です。
学んだことは、すぐに仕事で試すことが大切です。
実際に使ってみて初めて、自分の理解の浅さや課題に気づきます。
アウトプットを繰り返すことで、知識は“使えるスキル”に変わります。
▼ NG行動(し・み)
- 本や研修で満足して終わる
- メモだけして実践しない
- 「理解してからやる」と言って行動しない
👉 結果:知識が定着せず、成長に繋がらない。

第7章|最後に・・・
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
「さしみの法則」は一見シンプルですが、実はキャリアにおいて非常に本質的な考え方です。
重要なのは、
👉 最初から完璧に「さ」になることではありません。
ほんの少しでいいので、
一歩踏み出す
まずやってみる
前向きに受け止める
この積み重ねが、あなたの立ち位置を変えていきます。
そして気づいたときには、
👉 「任される側」
👉 「選ばれる側」
になっているはずです。
ただし、もう一つ大事な視点があります。
それは、
👉 「どの環境にいるか」で成長スピードは大きく変わる
ということです。
どれだけ前向きに行動しても、
- 挑戦できる環境がない
- 頑張りが評価されない
- 成長機会が少ない
こういった職場では、力を発揮しきれないこともあります。
逆に、
- 行動する人が評価される
- 若手にもチャンスがある
- 成長を後押しする文化がある
そんな環境であれば、あなたの行動は確実にキャリアに繋がります。
この記事を書いている私たちは
神奈川県で人材サービスを行っている
株式会社S.I.D です。

最後に、シンプルな行動指針を一つだけ。
👉 「迷ったら、やる側を選ぶ」
そしてもう一歩踏み込むなら、
👉 「成長できる環境を選ぶ」
という視点も持ってみてください。
もし、
- 今の環境で成長できるか不安な方
- もっと評価される場所で挑戦したい方
- 自分に合った仕事や職場を探したい方
は、当サイトの求人情報もぜひ参考にしてみてください。
あなたが「さ」として活躍できる環境を見つけるきっかけになるはずです。
あなたのこれからのキャリアが、より良いものになることを願っています。
