【合同企業説明会でのNG行動5選!】求職者が知るべき注意点

目次

1.はじめに
2.合同企業説明会での必須NG行動5選
3.合同企業説明会の当日の過ごし方
4.ちょっと待て!その行動はNG特集
5.最後に・・・

1.はじめに

転職活動や就職活動において、「合同企業説明会(合同説明会・合説)」は多くの企業と一度に出会える絶好のチャンスです。
しかし、せっかく参加したにもかかわらず「NG行動」をしてしまい、企業担当者の評価を下げてしまう人が毎年一定数います

本記事では、転職者・求職者が合同企業説明会で絶対に避けたいNG行動と、
実際に成功する人がやっているポイント
当日の立ち回り方・フォローアップのコツまで、徹底的に解説します。

初めて参加する人はもちろん、何度か参加しているもののうまく成果につながらない人にも役立つ内容として、深掘りしてお届けします。

1.1 合同企業説明会に参加する前に知っておくべきこと

合同企業説明会は、ただ「会場に行けばいい」というものではありません。
事前準備の質で、成果がまったく違うイベントです。
ここでは、「参加前に必ず押さえておきたいポイント」を一つひとつ丁寧に解説します。

1.2 合同企業説明会の役割と意義

合同企業説明会は、多くの企業と直接出会い、組織の雰囲気・仕事内容・求める人物像を知ることのできる場です。
求人票だけではわからない、リアルで具体的な情報を手に入れることができるため、企業研究の精度が飛躍的に上がります。

✔ 求人票やWEB情報では見えない裏の魅力
✔ 人事の本音
✔ 職場の雰囲気
✔ キャリアパスの具体例

こうした情報は、「会ってみないと分からない情報」です。
特に転職者にとっては、キャリアの方向性を決める上で非常に重要な材料になります。

1.3 事前準備が成功のカギ!

合同説明会の成果は、事前準備の量=得られる情報の質、と言っても過言ではありません

成功する参加者が必ずやっている準備は以下の通りです。

出展企業のリスト確認
会場で初めて企業を知るのではなく、事前に興味のある企業をピックアップしておく。

各社の業界・企業研究
企業理念、事業内容、直近の業績、現場の課題、人材ニーズなど最低限の調査をしておく。

③ 質問リストの準備
御社の魅力は何ですか?」のような抽象的質問はNG。
企業研究を踏まえた具体的質問を準備することで印象が上がる。

スケジュール管理
参加したい企業のブースが重なることは珍しくありません。
あらかじめ巡回ルートを決めておくと迷わず動ける。

この4つは「できて当たり前」のレベルです。
準備が不足すると、説明を聞いても理解できず、漠然と時間だけが過ぎてしまいます。

1.4 事前に知っておくべき企業研究情報

企業研究では、以下の項目を押さえておくと会話がスムーズになります。

会社概要
● 主力事業・サービス
● 年間の成長戦略
● 競合企業との違い
● 代表メッセージ
● 求める人物像(採用ページで確認)
● 最近のニュースリリース
● 求人票の内容(応募資格・歓迎スキル・給与幅)

この程度でも調べておくと、人事担当者からの評価が変わります。

1.5 1人で行くメリットとデメリット

合同説明会は、1人で行くか、友人と行くかで感じ方が変わります。

● 1人で参加するメリット

集中して企業ブースを回れる
・説明にしっかり耳を傾けられる
面接の練習になる(1人で行動する経験)
・担当者に声をかけやすい

デメリット

・心理的な緊張が大きい
・客観的な意見を得にくい
・情報交換ができない

とはいえ、真剣に転職・就職を考えているなら1人参加の方がおすすめす。
友人と行くと「楽しさ>情報収集」に寄りやすくなり、集中力が下がる傾向があります。

1.6 服装マナーの重要性

合同説明会は面接ではありませんが、服装は企業担当者の第一印象を左右する要素です。

求職者の基本スタイル

・スーツ(黒、紺、グレー)
・白シャツ
・控えめなネクタイ
・シンプルなカバン
・清潔な靴

企業担当者は短時間で多くの人と接するため、見た目の印象が強く残ります。
清潔感」「丁寧さ」「信頼感」が伝わる服装を意識しましょう。

2.合同企業説明会での必須NG行動5選

ここからが本記事のメインです。
合同説明会でやってはいけないNG行動を、具体例とともに徹底解説します。

2.1 参加者に好印象を与えない身だしなみ

服装や清潔感は、短時間で判断されるため非常に重要です。

NG行動の例

・シワだらけのシャツ
・スーツのサイズが明らかに合っていない
・香水を過剰に付ける
・髪がボサボサ
・カバンや靴が汚れている
・リュックにアニメキャラのキーホルダーが大量につく

人事担当者は1日に何百人と会います。
身だらしない」「社会人としての意識が低い」と判断されると、説明内容すらまともに覚えてもらえません。

2.2  質問をしないことで得られない情報とは?

説明会の場で質問をしない人は非常に多いですが、これは大きな損失です。

質問しないことで失われるメリット

・企業担当者の記憶に残らない
・業務内容の理解が浅いまま
・面接の準備に使える情報が手に入らない
・競合企業との比較ができなくなる

逆に、質問をする人は「意欲のある求職者」として好印象を与えます。
特に転職者の場合、質問の質そのものが「実務理解の深さ」として評価されるポイントになります。

2.3 企業担当者への無礼な態度

説明会では、無意識の態度が企業担当者に強く伝わります。

よくある無礼行動

・椅子に深くもたれかかる
・腕を組む
・説明中にスマホ操作
・興味の無さそうな顔
・あいさつが小さい、もしくはしない
・一方的な要求をする
・「給料いくらですか?」だけを聞く

企業担当者は「この人が現場に入ったらどうなるだろう?」という視点で見ています。
最低限の社会人マナーが守れていないと、評価が一気に下がります。

2.4 ブースへの入り方、アプローチの失敗事例

実は、合同説明会のNG行動で最も多いのがここです。

● 無言で椅子に座る
● 他の参加者の話の途中で割り込む
● 後ろから声をかけずに資料だけ取って立ち去る
● 「とりあえず来ました」という態度
● 声が小さくて聞き取れない

ブースに入る時は、必ず以下を意識しましょう。

2.5 正しいブースの入り方

  1. 軽く会釈し、「よろしくお願いします」と伝える
  2. 名前を名乗る(名刺交換がある場合も)
  3. 椅子に座る前に「資料をいただいてもよろしいですか?」と一言添える
  4. メモを取りながら話を聞く
  5. 最後に「ありがとうございました」と丁寧に伝える

これだけで印象は驚くほど変わります。

2.5  周りとのコミュニケーション不足による機会損失

合同説明会には同じ業界を志望する人たちが集まります。
彼らは、あなたと同じ「情報の宝庫」です。

コミュニケーション不足で失うもの

・他の企業の説明の感想を共有できない
・参加すべきブース情報を得られない
・採用担当者の裏話を聞けない
・転職者同士のネットワークが作れない

特に転職市場では、情報を持っている人と持っていない人で大きな差がつくため、
人との接点を作る姿勢」だけでも成果が変わります。

3.合同企業説明会の当日の過ごし方

ここからは、合同説明会の当日にどう行動すべきかを「時系列」で丁寧に解説します。

3.1 参加成功のための流れ

1. 会場に到着(早めに)

開始時間の15〜30分前には到着しておく。
混雑を回避でき、精神的に落ち着く。

2. 会場レイアウトを確認

入り口でパンフレットを受け取り、
「どの企業のブースをどの順番で回るか」を最終確認。

3. 優先企業から訪問する

最初に本命の企業を訪問することで、集中して話を聞ける。

4. メモをしながら聞く

この企業は合う」「この仕事は違う」など、気づきを積極的に書き残す。

5. 気になった企業をもう一度訪問する

2周目で質疑応答が深まり、担当者との距離も縮まる。
転職者の場合はかなり効果が大きい。

6. SNSやメモアプリで振り返り

帰宅中に記憶が新しいうちに振り返る。


3.2 企業研究を活かした質疑応答のコツ

企業への質問は、「会社を理解しようとしている姿勢」が担当者に伝わる最も大きなチャンスです。

以下のような質問が好印象です。

御社の◯◯事業について、最近注力しているポイントはありますか?
→ 企業研究をしていることが伝わる

中途採用者が活躍している具体的な事例はありますか?
→ 転職者なら必須の質問

現場で求められるスキルや素養はどのようなものでしょうか?
→ 実務イメージが湧いている印象を残せる

御社の〇〇職では、入社後○ヶ月間でどんな仕事を担当しますか?
→ 高い意欲をアピールできる

質問の質が高いほど、「この人は現場でも活躍しそうだ」と評価されます。

3.3 お礼を忘れずに!フォローアップの重要性

合同説明会後のお礼は、思っている以上に効果があります。

メールでのお礼(推奨)
● 名刺交換があればSNSで軽い挨拶
● 志望企業には改めて応募書類を送る

担当者は多くの参加者と話すため、フォローアップをすることで「記憶に残る」存在になれます。
とくに転職者の場合は、礼儀正しさがそのまま評価につながります。

4.ちょっと待て!その行動はNG特集

例1 面接官から名刺を渡された時、在職中ならこちらの名刺も渡すべき?

基本ルール:単純に「マナー違反」として扱われることが多い

採用担当者の共通認識として、
転職活動で現職名刺を使うのはNG
というのが一般的です。

理由は
企業の看板を使って個人活動をする”
という行為そのものが社会通念上よくないため。

人事担当者によっては、
この人は会社のルールに無頓着なのかな?
という印象を持つ可能性もあります。

例2 案内には服装自由となっているけど・・・。この場合、何を着て行ったらいいの?

基本ルール:迷ったら「スーツ」が最も安全

服装自由=何でもOK」という意味ではありません。

採用担当者の本音は “常識ある格好で来てほしい” ということ。

その最も確実な基準がスーツです。

スーツが最適な理由
・清潔感と誠実さが伝わる
・どの業界でも無難で悪印象を持たれにくい
・面接ではなくても、見られる場だから
・周りもスーツが多く、浮かない
・「やる気がある」と見なされる

男性:黒・紺・グレーの無地のスーツ
女性:黒・紺・グレーのセットアップやジャケット

これが最も失敗しにくい王道スタイルです。

スーツ以外なら「オフィスカジュアルのきれいめ」が安心

スーツでなくても良い説明会も多いですが、
その場合は きちんと感のあるオフィスカジュアル が最適。

男性例

・ジャケット(紺・グレーなど)
・無地シャツまたはきれいめのニット
・チノパン or スラックス
・シンプルな革靴

女性例

・ジャケット or カーディガン(シンプル)
・ブラウス or ニット
・膝丈〜ロングのスカート or 落ち着いたパンツ
・低めのヒール or フラットシューズ

ポイントは
「会社訪問しても恥ずかしくないレベル」を意識すること。

例3 途中退場自由となっているけど、外にお昼とか食べにいっても大丈夫?

基本ルール:途中退場自由なら外出は問題なし

主催側が「途中入退場自由」と明記している以上、
外に出て休憩したり、昼食をとることは許可されています。

外に出てもOKな理由

・来場者の拘束を目的にしていない
・体力消耗を避けるための休憩が必要
・複数時間〜終日の長いイベントも多いため
・求職者の判断で回ってほしいという意図がある

実は企業側も、来場者が長時間ぶっ続けで参加するとは思っていません。


2. ただし、外出前に必ず確認すべきポイント

再入場に必要なもの(多くは受付票 or リストバンド)

多くのイベントでは
・受付票
・来場証
・リストバンド
・QRコード
などが必要です。

これを外出時に外したり失くすと再入場できない場合があります。

セミナーや予約枠を押さえている場合

外出して戻った時に、
予約していたセミナーが始まってしまった
というのはよくあるミス。

予約制の講演・面談があるイベントでは、時間管理が必須。

会場がビルの場合、再入館手続きが必要なことがある

大規模イベント会場は問題ありませんが、
ビル内開催だと外出後の「再入館受付」が必要なケースがあります。

5.最後に・・・

合同企業説明会は、ただ参加するだけでは意味がありません。
準備・行動・フォローアップの3つを意識するだけで、得られる成果は大きく変わります。

・事前準備で企業を深く理解する
・ブース訪問で意欲とマナーを示す
・質問で自分の強みや関心をアピールする
・フォローアップで企業担当者の記憶に残る

この流れを徹底することで、多くの求職者が「選ばれる側」から「選ぶ側」へと成長しています。
あなたの転職・就職活動も、合同企業説明会を最大限に活かすことで大きく前進します。
この記事がその一助となれば幸いです。

さらに、説明会は新しい気づきや出会いが生まれる貴重な場です。
少しの勇気と行動が、未来のキャリアを大きく変えることがあります。

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失敗を恐れず、一つひとつの企業と真正面から向き合ってください。
あなたの可能性は、行動した分だけ広がっていきます。

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